「Web制作ってどんな仕事なの?オワコンって本当?」
「未経験でも、Web制作で稼げるのか不安を感じている」
「副業で始めたいけど、どうやって仕事を取ればよいかわからない」
働き方改革の動きにより、副業に興味をもつ方が増えています。さまざまな副業がある中で、自宅で始められる「Web制作」が注目を集めています。
一方で、いざWeb制作を始めようと思っても、必要なスキルや仕事の取り方に疑問を抱える方が多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では
- 未経験者がWeb制作のスキルを学ぶ方法
- 副業でWeb制作の仕事を受注する方法
- Web制作の収入相場
- 副業で稼げない方の特徴
について解説します。実績のない初心者におすすめの仕事の受注方法も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Web制作の概要をサクッと解説
まず、Web制作の仕事内容や必要なスキルについて解説します。
- Web制作とは
- Web制作に必要なスキル
初心者でもわかりやすいように、専門用語を噛み砕いて解説するので、しっかりとチェックしておきましょう。
1. Web制作とは
Web制作とは、企業や個人で運営するWebサイト(ホームページ)を作ることです。また、ホームページに限らず、通販サイトやアプリケーション制作などを行うケースもあります。
Webサイトは、競合サイトの分析をしたり魅力的なトップページをデザインしたりなど、様々な工程を経て制作されています。
そのため、レイアウトやトップページのデザインを担当する「Webデザイナー」やシステムを構築する「エンジニア」などが分業し、チームでWebサイトを作りあげるケースが多いです。
ただし、個人で運営するブログや規模の小さいWebサイトでは、企画やデザインなどすべての作業を1人で行うケースがあります。
2. Web制作に必要なスキル
Web制作を行う場合、どの業務を仕事にするかによって必要なスキルは異なります。例えば、エンジニアを志望する際は、以下のスキル習得が必要です。
- HTML:テキストや画像を記述するプログラミング言語
- CSS:デザインを整えるプログラミング言語
- JavaScript:ブラウザで動きをつけるプログラミング言語
- WordPress:ホームページやブログを作るシステム
Webサイトを制作するには、様々なプログラム言語のスキルが必要となります。プログラミング言語とは、コンピューターの処理を指示するために用いられる専用言語です。
プログラミング言語のスキルを身につければ、様々なWeb制作の案件が受注できます。
また、Webサイトを作るためのシステム「WordPress」のスキルもしっかりと身につけておくことが大切です。2022年8月現在、日本国内のコンテンツ管理システムにおけるWordPressのシェア率は84.7%と非常に高い割合を占めています。
そのため、WordPressを学んでおくと仕事の幅や受注しやすさがグッと上がるでしょう。
なお、プログラミング言語HTMLについては「【初心者必見】HTMLとはWebサイトの構造を表す言語!3つのできること・頻出タグ7選を紹介」にて詳しく解説しています。初めてプログラミング言語を学ぶ方は必見の内容なので、ぜひご覧ください。
参照元:W3Techs
未経験者が副業でWeb制作に必要なスキルを学ぶ方法
「Web制作のスクールに通った方が良い?」「できるだけお金をかけずに学びたい」など、学習方法について疑問をおもちの方が多いのではないでしょうか。
Web制作を学ぶ方法には、以下の選択肢があります。
- 独学
- スクールに通う
それぞれのメリットやデメリットを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 独学
近年は、無料で視聴できる「動画サービス」や「オンライン教材」などが大変充実しています。そのため、Web制作を独学することは十分可能です。
独学する場合、費用を抑えて学習できる点が大きなメリットです。ただし、1人で学習する分、モチベーション維持が難しい点がマイナスに感じる部分となります。
独学でモチベーションを保つためには「オンラインサロン」や「SNS」などを利用し、仲間をつくるのもおすすめです。
なお、Web制作の独学方法については「【保存版】独学でWeb制作スキルを身につけるための5ステップ!勉強期間や稼ぐコツも紹介」にて詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
2. スクールに通う
「挫折しそうで不安」「効率よく学びたい」という方は、スクールの利用を検討してみましょう。Web制作のスクールでは、カリキュラムに沿い、必要な知識を効率的に学べるのが魅力の1つです。
またオンラインスクールなら、スキマ時間を利用したり、自宅で学べたりできるので本業が忙しい方にもおすすめです。さらに、Web制作のスクールでは、技術だけではなく仕事を受注する際のコミュニケーション力が養えたり、定期的に面談があったりと、幅広いサポートが受けられます。
ただし、スクールの価格相場は、10〜40万円と高額であるのが気になる部分です。スクールを利用する際は、カリキュラムやサポート内容などをしっかりと確認してから入会しましょう。
副業でWeb制作の仕事を受注するための方法3選
初めて副業する方の中には「そもそもどうやって仕事がもらえるの?」と疑問をもつ方が多いのではないでしょうか。
副業でWeb制作の仕事を受注するには、主に3つの方法があります。
- クラウドソーシング
- 転職エージェント
- エンド営業
実績のない初心者でも仕事が取れる方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. クラウドソーシング
初心者におすすめなのがランサーズやクラウドワークスなど「クラウドソーシング」の利用です。「クラウドソーシング」とは、企業や個人がオンライン上で受注や発注ができる「仕事のマッチングサイト」を指します。
クラウドソーシングには、Web制作やトップページのデザインなど様々な案件があります。「未経験者歓迎」の案件が多いので、実績がない初心者でも仕事の受注に繋がりやすいのがメリットです。
また、すべてオンライン上で完結するので、面接を受けたり会社に足を運んだりする手間が省けます。そのため、副業として始めたい方に大変おすすめです。
ただし、単価が安かったり、システム手数料を引かれる点がマイナスに感じる部分です。クラウドソーシングである程度の実績ができたら、直接企業と契約できる「エンド営業」に挑戦してみましょう。
2. 転職エージェント
転職エージェントは、担当のアドバイザーがつき、あなたの希望条件に合った仕事が見つけられるようサポートしてくれる「人材紹介サービス」です。転職エージェントの中には、Web業界に特化した企業が多数あります。
転職エージェントでは、手厚い就職サポートが受けられるのが魅力の1つです。例えば、ポートフォリオの作り方についてのアドバイスがもらえたり、面接に同行してくれたりなどのサポートがあります。
そのため「中々仕事を受注できない」と悩んでいる方におすすめです。「週2日から働ける仕事」といった条件にあった求人を紹介してくれる転職エージェントもあるので、活用してみてはいかがでしょうか。
3. エンド営業
エンド営業とは、ホームページやSNSから問い合わせし、お店や企業などに直接営業することを指します。最近は、SNSやホームページからの問い合わせのみならず、ビジネス版マッチングアプリの利用も人気を集めています。
集客するためにホームページやSNSアカウントを持っている店舗や企業はありますが「ホームページを活用できていない」と悩む企業がいるのも事実です。
エンド営業で受注した案件は、納品まですべて自分自身で行うため、収入をアップできる点が最大のメリット。また、質の高いサイトを制作し納品することで、継続的に仕事を受注できる可能性が高まるのも魅力です。
副業でWeb制作をしても稼げないって本当?【需要は高い】
株式会社電通の調査「2019年日本の広告費」によると、インターネットの広告費が、テレビメディアの広告費を上回り、初めて2兆円を超えたことがわかりました。
つまり、Webでの集客や広告に費用をかける企業が増えていると言えます。
現在は、既にホームページを運営している企業が、リニューアルするためにWeb制作を依頼するケースが増加傾向にあります。
「なんとなくホームページは持っているけど活用できていない」と感じている企業もあり、特にスマホ対応や集客を目的としたリニューアル案件は多数あります。
このような背景から、Web制作の需要は高まっており、副業でも十分稼げる可能性があると言えます。
副業でWeb制作をする際の単価・収入相場
大手クラウドソーシング「クラウドワークス」を見ると、1案件あたりの単価は1〜5万円程度です。ただし、Web制作の単価や収入相場は、仕事内容や受注方法によっても大きく異なります。
例えば、HTMLやCSSを使ったコーディングを行う場合は1ページ3万円〜、トップページのデザインを行う場合は5万円〜の案件が多い傾向にあります。
また、デザインからコーディングまで行う大規模な案件の単価相場は10〜30万円程度です。まずは、コーディングや修正などで実績を積み、少しずつ大規模な案件に挑戦してみると良いでしょう。
参照元:クラウドワークス
副業でWeb制作を始めても稼げない人の3つの特徴
ここでは、Web制作を始めても稼げない人の特徴を解説します。
- クラウドソーシングでしか受注していない
- いつまでも勉強ばかりしている
- 自己PRができていない
Web制作の副業を始めてから後悔しないように、しっかりと確認しておきましょう。
1. クラウドソーシングでしか受注していない
初心者でも仕事が受注しやすいクラウドソーシングですが、直接契約と比較すると収入は下がります。なぜなら、高単価案件が少ないことに加えて、5〜20%のシステム手数料が引かれるからです。
例えば、大手クラウドソーシングの「ランサーズ」では、契約金額が10万円以下の場合20%のシステム手数料が引かれます。つまり、契約金額が1万円だった場合、2,000円の手数料が引かれることになります。
またクラウドソーシングでは、継続依頼をもらえるケースが少なく、単発の仕事が多いのも稼げない要因の1つです。
単発の案件ばかりだと、次の仕事を探したり応募したりするのに時間と手間がかかります。実績やスキルが身についたら、積極的にエンド営業を行いましょう。
2. いつまでも勉強ばかりしている
Web制作の勉強に終わりはありません。しかし、仕事を受注するのに不安を感じ、勉強段階から抜けられない方がいます。
実は、クラウドソーシングで求められる人材は、スキルが高いだけではありません。納期をしっかりと守ったり、レスポンスが早かったりなど「働きやすい人」が求められています。
もちろんスキルが高いことは大切ですが「自分にできるかな?」と迷ったときは、勇気を出して案件に応募してみましょう。
また、これからWeb制作の勉強を始める方は「いつからどれくらいの額を稼ぎたいのか」など、目標を明確にしておくことをおすすめします。
3. 自己PRができていない
クラウドソーシングで、中々仕事が受注できない方は、自己PR不足の可能性が考えられます。プログラミング言語やWordPressについて一通り学べたら、実際にWeb制作を行ってポートフォリオを作成しましょう。
ポートフォリオは、スキルや実績がアピールできる名刺や履歴書の代わりになります。自ら制作したWebサイトは、立派な実績となるのです。
そのため、仕事を受注する前にはWebサイトやポートフォリオを作成し、しっかりと自己PRできる準備を整えておきしましょう。
Webサイトを作成するには、以下3つの準備が必要です。
- レンタルサーバー
- ドメイン
- WordPress
初めてレンタルサーバーを契約する方には、本ブログを運営する「カラフルボックス」がおすすめです。カラフルボックスでは、30日間無料お試しができるので、初めてレンタルサーバーを契約する方も安心して利用できます。
なお、WordPressを初めて利用する方は関連記事の「【初心者向け】WordPressブログの始め方を超簡単にわかりやすく解説」を参考にしてみてください。
▼WordPressの始め方はこちら▼ 【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説