本記事では、おすすめの無料レンタルサーバーや後悔しない選び方、注意点などを解説します。
低コストでWordPressブログを運営したい方や、テスト環境を構築したい企業などは、無料のレンタルサーバーも選択肢となります。
しかし、一言で無料のレンタルサーバーといっても、機能性や広告の有無などはさまざまです。
無料のレンタルサーバーならではの注意点・デメリットもあるので、選び方や適したサービスを確認してください。
また、低コストでWordPressブログを開設したい方は「カラフルボックス」がおすすめです。
初月484円~で利用を開始でき、ページを高速表示できる高性能なWebサーバーも用意しています。
30日間の無料お試し期間も提供しているので、ぜひチェックしてみてください。
目次 [目次]
レンタルサーバーの無料・有料の違い
無料のレンタルサーバーと有料のレンタルサーバーの主な違いを表にまとめました。
項目 | 無料のレンタルサーバー | 有料のレンタルサーバー |
---|---|---|
費用 | 〇 無料 |
△ 月額110円~ |
容量 | × 100MB~10GB |
〇 1GB~数TB |
サーバーの安定性 | × 不安定な傾向がある |
〇 安定している傾向がある |
独自ドメイン | △ サーバーによって異なる |
〇 設定可能 |
広告表示 | △ 表示されるケースあり |
〇 表示されない |
サイトの表示速度 | × 低速な傾向がある |
〇 高速な傾向がある |
商用利用 | △ 一部制限あり |
〇 制限なし |
サポート | △ 非対応なケースあり |
〇 対応 |
無料サーバーは容量が少なく、商用利用や広告表示などの制限が多いです。
また、サポートは対象外、もしくは限定的な傾向があります。
一方で有料サーバーは、商用利用が可能で機能性も高めの傾向にあります。
大規模もしくは中・長期的なサイト運営を行う場合、有料サーバーの方が適しているでしょう。
無料レンタルサーバーのメリット
無料のレンタルサーバーの最大のメリットは、無料でブログやWebサイトを運用できる点です。
初期費用や維持費は、基本的にかかりません。
このような特性があるため、以下のような方におすすめです。
- 一切費用をかけずにブログを始めたい
- テスト環境を構築したい
月額数百円のコストではありますが、ドメイン取得費が無料になるレンタルサーバーを選んだ方がコスパが良いケースもあります。
ブログの開設時は「サーバー料金+ドメイン料金」のトータル費用を考慮しましょう。
無料レンタルサーバーの3つのデメリット・注意点
無料のレンタルサーバーには、以下のようなデメリット・注意点があります。
- サーバーの機能が低い
- WordPressや独自ドメインを利用できない場合がある
- 商用利用できない場合がある
サーバーの機能が低い
無料のレンタルサーバーは、有料のレンタルサーバーと比較して機能性に優れない傾向があります。
具体的には、以下のような要素です。
- ディスク容量:サーバーに保存できるデータの容量
- CPU:処理速度や同時に処理できるデータ量に影響する部品
- メモリ:CPUで処理したデータを一時的に保存できる容量
- 転送量:サーバーから送信できるデータの量
- マルチドメイン数:同時に設定できるドメインの数
また、本格的にブログを運営する場合、容量が足りなくなるケースも多くあります。
ユーザー体験の低下を招き、アクセス数や収益が伸びない原因になりかねないので要注意です。
さらに、以下のようなサポートや便利機能も搭載されていない傾向があります。
- 自動バックアップ
- WordPress自動インストール
- 運営者のサポート など
Web制作の知識がない初心者の場合、ブログの開設に躓いてしまう可能性があるでしょう。
WordPressや独自ドメインを利用できない場合がある
無料のレンタルサーバーの中には、WordPressや独自ドメインを利用できないケースがあります。
- WordPress:ブログやホームページを制作・運用できるWebシステム
- 独自ドメイン:ブログやホームページのURLとなる自分専用の文字列
また、独自ドメインを設定できない無料のレンタルサーバーでは「共有ドメイン」を使うことになります。
SEO対策が十分にできないと、Webサイトが検索結果の上位に表示されず、PV数が伸びない原因となります。
商用利用できない場合がある
無料のレンタルサーバーの中には、商用利用を認めていないサービスがあります。
商用利用とは、以下のようなブログの利用方法です。
- アフィリエイトでの収益化
- Googleアドセンスでの収益化
- ECサイトでの物販
- 有料会員制のサイト運営 など
規約に違反すると、Webサイトが閉鎖されるリスクが生じます。
商用利用が目的の場合、事前に利用規約を確認してください。
また、当初は商用利用が目的でなくても、途中で方向性が変わる可能性があります。
柔軟に運営方針の変化に対応できるように、基本的には収益化が認められているレンタルサーバーがおすすめです。
後悔しない無料レンタルサーバーの選び方
無料のレンタルサーバー選びでは、以下の7つのポイントに着目しましょう。
- 基本機能
- WordPressの利用可否
- 独自ドメインの設定の可否
- 広告表示の有無
- 商用利用の可否
- サポート体制
- サービス提供者
基本機能
無料のレンタルサーバーを選ぶ際は、以下の基本機能を確認してください。
- ディスク容量:サーバーに保存できるデータの容量
- CPU:処理速度や同時に処理できるデータ量に影響する部品
- メモリ:CPUで処理したデータを一時的に保存できる容量
- 転送量:サーバーから送られるデータの量
- マルチドメイン数:同時に設定できるドメインの数
収益化目的でブログを始める場合、10GB以上のディスク容量が望ましいです。
特に、以下のようなWebサイトの場合、容量不足に陥りやすいため注意しましょう。
- 画像や動画の投稿数が多い
- コンテンツ数を増やしていく予定
Webサイトの表示速度を重視したい方は、CPUやメモリ量にも着目すべきです。
ページの表示速度は、ユーザー体験を左右する非常に重要な要素です。
表示速度が遅いと、収益性の低下を招く可能性があります。
無料のレンタルサーバーでWebサイトを開設し、スペック不足が理由で有料サーバーに移行する例も多くあります。
「自分のWebサイト運営の目的を達成できるか」を必ず確認しましょう。
WordPressの利用可否
WordPressでブログを運営する場合、WordPressの利用可否を確認しましょう。
しかし、無料のレンタルサーバーの場合、非対応のケースも多いので要注意です。
また、WordPressの自動インストール機能が搭載されているサービスが特におすすめです。
Web制作の知識がない初心者でも、簡単にWordPressブログを開設できます。
独自ドメインの設定の可否
ブログやホームページの開設が目的の場合、独自ドメインを設定できるレンタルサーバーがおすすめです。
ホームページやメールアドレスに共有ドメインが使われていると、第三者からの信頼が損なわれる可能性があります。
また、独自ドメインのWebサイトは、SEO対策(Webサイトを検索結果の上位に表示させるための施策)の効果が表れやすいです。
ブログやWebサイトのPV数が増える要因となります。
さらに、レンタルサーバーを乗り換えても、継続して使用できる点も独自ドメインの魅力です。
本格的にブログやWebサイトを運営する場合、独自ドメインの方が有利になるでしょう。
広告表示の有無
無料のレンタルサーバーの中には、運営者の広告が表示されるケースがあります。
運営者の広告が表示されるデメリットは大きく3つです。
- ブログ・Webサイトの見た目が損なわれる
- 読者の信頼性が低下する
- 読者が広告をクリックし、記事を途中離脱する可能性がある
広告が表示されない、もしくは目立たないレンタルサーバーがおすすめです。
商用利用の可否
以下のような商用利用が目的の場合、商用利用の可否を確認してください。
- アフィリエイトでの収益化
- Googleアドセンスでの収益化
- ECサイトでの物販
- 有料会員制のサイト運営 など
無料のレンタルサーバーの中には、商用利用を禁止しているケースがあります。
利用規約に違反すると、ブログやWebサイトの停止措置が下される可能性があるため、注意が必要です。
サポート体制
無料のレンタルサーバーを選ぶ際は、サポートの方法も確認しましょう。
代表的なサポート内容を紹介します。
- 電話・メール問い合わせ
- チャットボットサービス
- FAQの整備
- コミュニティフォーラムの提供
サポート体制が充実していれば、ブログが表示されないといったトラブル時も迅速に解決できます。
特に、Web制作の知識がない初心者の場合、ブログの開設や管理に関する不明点が生じやすいです。
サポートが手薄だと、トラブルや疑問を解決できず、挫折や機会損失に繋がる恐れがあるため要注意です。
サービス提供者
無料のレンタルサーバー選びでは、サービスの提供者も確認しましょう。
大手企業が提供しているレンタルサーバーであれば、運営体制が安定しており、セキュリティ対策も充実している可能性が高いです。
突然のサービス終了といったリスクも避けられるでしょう。
一方で、サービス提供者や実績が不明瞭なレンタルサーバーは、避けることをおすすめします。
無料レンタルサーバーおすすめ6選【広告なし有】
おすすめの無料のレンタルサーバーは以下の6つです。
- tadaサーバー(タダサーバー)
- XREA
- シンフリー
- 忍者ホームページ
- Wix
- Google Cloud ウェブ ホスティング
tadaサーバー(タダサーバー)
広告が表示されず、手軽にWordPressサイトを開設できます。
ストレージは5GBと十分な容量があり、無料ながらも独自ドメインの設定が可能なため、ブランド価値の高いサイト運営が可能です。
さらに、独自ドメインのメールアドレスも利用できるため、ビジネス用途にも適しています。
なお、tadaサーバーを利用するには、独自ドメインの購入・移管・持ち込みのいずれかが必要です。
また、サポートは提供されていないため、中級者から上級者向けのサービスとなっています。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 5GB(SSD) |
マルチドメイン設定 | 不可 |
WordPressインストール | 可能 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | 表示なし |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | 無し |
XREA
「XREA Free」という無料プランが提供されており、容量10GBまで保存可能です。
さらに、独自ドメインやWordPressの利用も可能。無料プランでもチャットでのサポートを受けられます。
広告は表示されますが、バックアップ機能や直感的に操作できるコントロールパネルも搭載されているので、無料でも快適に利用できるでしょう。
機能や容量が不足した際は、有料プランである「XREA Plus(月額209円〜)」へのアップグレードも可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 10GB |
マルチドメイン設定 | 可能 |
WordPressインストール | 可能 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | あり |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | チャットサポート |
シンフリーサーバー
シンフリーサーバーは、シンクラウド株式会社が運営する無料のレンタルサーバーです。
無料にも関わらず広告が表示されず、10GBの容量を利用できます。
さらに、WordPressを利用でき、PHP・MySQL機能も搭載。動的コンテンツの構築も可能です。
ただし、サポートは提供されておらず、Web制作の知識がある経験者向けのサービスとなります。
上位プランには、月額495円〜で利用できる「シンフリーサーバープラス」が提供されています。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 10GB |
マルチドメイン設定 | 可能 |
WordPressインストール | 可能 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | なし |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | なし |
忍者ホームページ
忍者ホームページは、シンプルな機能で使いやすい無料のレンタルサーバーです。
無料登録を行えば簡単にホームページを作成でき、商用利用も認められています。
さらに340種類以上の中からサブドメインを選択でき、独自ドメインの設定も可能です。
ただし、無料プランだとディスク容量が500MBと少なく、WordPressのインストールもできません。
個人のホームページを無料かつ簡単に作りたい方などにおすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 500MB |
マルチドメイン設定 | 可能 |
WordPressインストール | 不可 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | あり |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | メールサポート |
Wix
世界で1億6,000万人以上の利用実績があります。
WordPressはインストールできませんが、Web制作初心者でもドラッグ&ドロップで直感的にホームページを作成可能です。
さらに、SEO管理ツールなども提供されており、ビジネス利用をしたい方にもおすすめです。
無料プランだとディスク容量500MBと少なめですが、パーソナルプラン(1,300円/月)を含む複数の有料プランにアップグレードできます。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 500MB |
マルチドメイン設定 | 不可 |
WordPressインストール | 不可 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | あり |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | メールサポート |
Google Cloud ウェブ ホスティング
Google Cloud ウェブ ホスティングは、Googleが提供するクラウドプラットフォームで、無料枠ありのホスティングサービスも提供されています。
無料で30GBのディスク容量を利用でき、登録時には300ドル分の無料クレジットが提供されます。
無料クレジットでは、データベースの構築やデータ分析、CDNの活用といった各種機能を利用可能です。
信頼性のある大手企業が運営しているサービスを利用したい方などにおすすめです。
項目 | 内容 |
---|---|
ディスク容量 | 30GB |
マルチドメイン設定 | 可能 |
WordPressインストール | 仮想マシン上での構築が可能 |
独自ドメインの設定 | 可能 |
広告表示 | なし |
商用利用 | 可能 |
サポート体制 | コミュニティフォーラムの提供など |
集客・収益化を目指すなら有料のレンタルサーバーがおすすめ
集客や収益化が目的でブログやWebサイトを運営するなら、有料のレンタルサーバーがおすすめです。
有料のレンタルサーバーを利用する主なメリットは以下の通りです。
- 容量が大きい
- サーバーの安定性が優れている
- ページの表示速度が早い
- 独自ドメインを利用できる
- 収益化の制限がない
- サポート体制が手厚い など
維持費は発生しますが、月々数百円のコストでWebサイト運営の目的達成に大きく近づけるはずです。
一言で有料のレンタルサーバーといっても、料金や性能はさまざまです。
予算や目的、サイト規模などに応じたサービスを比較・検討しましょう。
無料レンタルサーバーに関するよくある質問
ここでは、無料のレンタルサーバーに関するよくある質問に回答します。
- 無料レンタルサーバーがおすすめの人の特徴は?
- 無料でレンタルサーバーを提供できる理由は?
- 無料レンタルサーバーのセキュリティは大丈夫?
- PythonやRubyを実行できる無料レンタルサーバーは?
無料レンタルサーバーがおすすめの人の特徴は?
無料のレンタルサーバーがおすすめの人の特徴は、以下の2つです。
- ブログ運営に一切のコストを支払いたくない方
- テスト環境を構築したい方
- Web制作の学習をしたい方
以下のような無料のレンタルサーバーであれば、有料サーバーにスムーズに移行できます。
- 独自ドメインを利用できる
- 有料プランにアップグレードできる
無料でレンタルサーバーを提供できる理由は?
無料でレンタルサーバーを提供できる理由は、大きく以下の2つです。
- ユーザーのWebサイトに広告を表示して収益を得ている
- 将来的に有料プランへの加入を期待するマーケティング戦略
「無料=怪しい」というわけではなく、合理的な経営戦略の下で運営されています。
無料レンタルサーバーのセキュリティは大丈夫?
無料のレンタルサーバーでも、セキュリティ対策が充実しているサービスが多いです。
しかし、すべての無料レンタルサーバーのセキュリティが安全とはいえません。
たとえば、運営者が不明瞭で口コミにも優れないサービスは、セキュリティ対策が万全でない可能性があります。
無料のレンタルサーバーを選ぶ際は、セキュリティ体制や実績を踏まえて比較・検討しましょう。
PythonやRubyを実行できる無料レンタルサーバーは?
本記事でも紹介したレンタルサーバー「XREA」は、PythonやRubyを実行できます。
ただし、無料プランだとディスク容量の制限により、本格的なプログラミングには不向きな可能性があります。
大規模な開発に取り組む際は、容量が大きいレンタルサーバーの活用や有料プランへの加入を検討しましょう。
まとめ:高コスパなレンタルサーバーならカラフルボックス!
本記事では、無料のレンタルサーバーおすすめ6選や選び方、注意点などを解説しました。
以下のような方は、無料のレンタルサーバーも選択肢となります。
- ブログ運営に一切のコストを支払いたくない
- テスト環境を構築したい
- Web制作の学習をしたい
各レンタルサーバーで特徴が異なるため、比較・検討して適したサービスを見つけてください。
しかし、無料のレンタルサーバーは、機能や容量、サポート体制といった注意点もあります。
本格的にブログやWebサイトを運営する場合、有料のレンタルサーバーも検討すべきでしょう。
そして、コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーなら「カラフルボックス」がおすすめです。
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