CDNは、サーバーの負荷軽減とセキュリティレベルの強化、Webサイトの表示速度アップなどを実現するネットワークサービスです。
CDNサービスはページキャッシュを自動的に更新する機能があり、WordPressのような動的サイトは追加・更新したコンテンツが素早く反映されます。
本記事では、WordPressにCDNを導入する方法やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
カラフルボックスが提供するサービス「Colorfulbox CDN」を実際に導入する手順についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
CDNとは
CDNとは「Content Delivery Network(コンテンツデリバリーネットワーク)」の略です。
オリジンサーバーのHTMLやCSS、動画などのデータを世界中に設置された複数のキャッシュサーバーが定期的に読み込み、配信を行います。
ユーザーは距離的に近いキャッシュサーバーにアクセスすることができ、結果、Webサイトの表示が高速化されます。
また、CDNを導入するとユーザーからオリジンサーバーにはアクセスできなくなるため、大量のアクセスを送ってサーバーダウンを狙うDoS攻撃・DDoS攻撃のリスクを回避することも可能です。
WordPressブログの表示速度改善や、セキュリティレベル向上を図りたいと考えている人はぜひCDNの導入を検討してみてください。
>> CDNとは?仕組みや意味を初心者向けにわかりやすく解説します!
CDNとは?仕組みや意味を初心者向けにわかりやすく解説します!CDNの導入方法【Colorfulbox CDNを利用】
- CDNを購入する
- CDNの導入に関する設定を行う
- ドメインのネームサーバーを変更する
Colorfulbox CDNを利用したCDNの導入方法は上記3ステップです。それぞれの手順について詳しく解説していきます。
CDNを購入する
1. Colorfulboxのアカウント登録ページから会員登録を行い、マイページにログインします。
上部メニューの中から「CDN」をクリックしてください。
2. ブルダウンの「CDN」をクリックしてください。
3. 購入するCDNのプランを選択します。今回は「ライト」を選んでみましょう。
4. CDNを適用するドメインを入力したら、「次へ」をクリックします。
5.「お申込み内容の確認」ボタンをクリックしましょう。
6.「規約に同意します」にチェックを入れ、「注文を確定する」ボタンをクリックしてください。
7. このような画面になればCDNの購入は完了です。
CDNの導入に関する設定を行う
続いて、ColorfulboxのサーバーでCDNを導入する設定を行います。
1. マイページへログインし、ナビゲーションから「CDN」のプルダウンメニュー「購入済みCDN」をクリックしてください。
2. 購入済みのCDN一覧が表示されますので、設定するCDNの「契約中」ボタンをクリックしてください。
3. CDN設定画面の下部にある、ドメイン横の「歯車アイコン」をクリックしてください。
4. カラフルボックスで登録されているドメインの場合は「ネームサーバーを変更」ボタンをクリックしてください。
※他者管理ドメインの場合は「ドメインのネームサーバーを変更する」へ進んでください。
5. 「CDNネームサーバーに変更しました。」と表示されたら設定完了です。
ドメインのネームサーバーを変更する
Colorfulboxで設定しているネームサーバーをCloudflareのCDNネームサーバーに変更します。
Cloudflareのネームサーバーは下記になっているため、CDNを導入するドメインのネームサーバーを下記に変更してください。
gabriel.ns.cloudflare.com |
vera.ne.cloudflare.com |
上記の設定を行えばColorfulbox CDNを導入することが可能です。
Colorfulbox CDNの詳細情報
プラン | ライト | スタンダード | プレミアム |
---|---|---|---|
月額料金(税込) | 440円〜 | 880円〜 | 2,200円〜 |
保証転送料* | 1TB/月 | 2TB/月 | 3TB/月 |
保証リクエスト数* | 2,000万/月 | 4,000万/月 | 1億/月 |
*1ドメイン当たりの保証です。
(※2023年7月時点)
Colorfulbox CDNは月額440円からのお手頃価格でCDNを導入できるサービスです。
大手CDNをオリジナルカスタマイズしており、表示速度の向上やセキュリティレベル強化に繋がります。
Colorfulbox CDNは設定も簡単、他社のレンタルサーバーも利用可能。「まずは手軽にCDNを試してみたい」とお考えの方におすすめのサービスです。
WordPressにCDNを導入するメリット
- Webサイトの表示速度改善
- セキュリティレベルの向上
- WebサイトのSEO評価向上
WordPressにCDNを導入するメリットは上記の通り。
CDNは、ユーザーの近くにある世界中に分散されたキャッシュサーバーからデータします。物理的な距離が近くなることで転送時間が短縮され、Webサイトの表示速度がアップします。
さらに、ユーザー側から直接オリジンサーバーへアクセスができなくなるので、サーバーダウンを狙うDos攻撃・DDoS攻撃を受けたとしてもリスクを回避できます。
また、Webサイトの表示速度が改善すると検索エンジンによる評価が向上し、検索順位アップも期待できます。
WordPressサイトの表示速度改善やセキュリティレベル強化を図りたいと考えているのであれば、CDNの導入を検討してみてください。
WordPressにCDNを導入するデメリット
- コンテンツ更新の反映が遅れる可能性がある
- 設定を間違えると事故につながる恐れがある
- CDNがダウンするとコンテンツが表示されなくなる
WordPressにCDNを導入するデメリットは上記の通り。
更新したコンテンツの即時反映が遅れる場合があります。
CDNはオリジンサーバーからコンテンツデータを読み込んだキャッシュサーバーから配信を行う仕組みです。なので、CDN側のデータ更新までのタイムラグが発生してしまうのです。
また、CDNのキャッシュ設定を間違えると、本来非公開な情報を公開してしまうなどの事故に繋がる可能性があります。
上記のようなデメリットも理解した上で、CDNを導入するかどうかを検討してみてください。
WordPressにCDNを導入する際のQ&A
- 無料で利用できるCDNサービスはある?
- WordPressでCDNを導入する際の管理画面への注意点は?
- WordPressにCDNを導入できるプラグインは?
WordPressにCDNを導入する際の良くある疑問は上記の通り。それぞれの疑問について詳しく解説します。
無料で利用できるCDNサービスはある?
上記のCDNサービスには無料プランが用意されているものもあります。
まずは無料利用できるCDNを試してみて、使用感を試してみるのが良いでしょう。
WordPressでCDNを導入する際の管理画面への注意点は?
WordPressでCDNを導入する場合、管理画面ページをキャッシュするのは避けるようにしましょう。
通常、WordPressの管理画面は「example.com/wp-admin」の構成で存在しますが、外部に公開するページではないのでCDNで配信すべきではありません。
WordPressでCDNを導入する場合には、管理画面をキャッシュしない設定にしましょう。
WordPressにCDNを導入できるプラグインは?
WordPressにCDNを導入できるプラグインは上記の通り。
コンテンツをCDNから配信できるように書き換えたり、キャッシュ制御を行うプラグインを活用すると、問題なくCDNを動かすことができます。
ただし複数のプラグインを有効化しているとエラーが発生したり、WordPressテーマとの相性が悪いこともあるので使用する際には注意が必要です。
まとめ:WordPressにCDNを導入してみましょう
CDNの簡単な仕組みやColorfulbox CDNの設定手順、WordPressへのCDN導入についてを解説しました。
WordPressでブログを運営していると表示に時間がかかったり、セキュリティ面で不安を抱えたりしますが、CDNの導入でそれらを解消できます。
WordPressにCDNを導入するサービスはいろいろ提供されていますが、Colorfulbox CDNなら月額440円からのお手頃価格、難しい設定不要でCDN導入が実現します。
1ケ月の無料お試し期間もありますので、ぜひご検討ください!
▼WordPressの始め方はこちら▼ 【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説