「Web制作が独学だけで本当に稼げるようになるのか不安」
「独学だと、習得までにどれくらいの期間がかかるの?」
「何から勉強したら良いのかが全くわからない」
このようなお悩みを抱えている方が、多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、Web制作のスキルは独学でも身につけることが可能であり、実際に稼いでいる方はたくさんいます。
ただ一方で、挫折してしまう方がいるのも事実です。そのため、勉強方法や稼ぐポイントを事前に知っておく必要があります。
そこでこの記事では、以下の内容について解説します。
- Web制作の概要
- 独学でWeb制作を学ぶ方法
- Web制作のスキルを得るために必要な勉強期間
- 稼ぐためのポイント
これから独学でWeb制作のスキルを身につけたい方は必見の内容なので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Web制作の概要を30秒でサクッと解説
Web制作の仕事とは、企業や個人が運営するホームページを作成したり、コンテンツを追加したりすることです。実は、私たちが日頃からよく目にするホームページや通販サイトは、サイト設計やデザイン制作など様々な工程を経て作成されています。
Web制作の依頼は多岐に渡り、以下のような仕事が挙げられます。
- ホームページ作成
- 通販サイト作成
- ブログ作成
- アプリケーション制作 など
Web制作の仕事内容は、発注者の依頼によっても様々です。
例えば、制作済みのデザインを元に、文字の装飾や見出しをつけるなどコーディングのみを行うケースや企画段階から依頼を受けるケースなどがあります。
最近は、Web制作ができる専用ソフトが充実しているため、初心者でも簡単にブログやサイトを作成できる時代です。一方で、細部までこだわったWebサイトを作成するには、様々なプログラム言語の知識が必要となります。
そのため、Web制作の仕事を受注するためには、HTMLやJavaScriptといった「プログラミング言語」のスキルをしっかりと身につけておくことが大切です。
独学でWeb制作スキルを習得するための5ステップ
ここでは、独学でWeb制作のスキルを習得するための方法を解説します。
- Webサイトの仕組みを理解する
- HTMLとCSSを学ぶ
- JavaScriptを学ぶ
- WordPressを学ぶ
- Webサイトを作成してみる
初心者の方にもわかりやすいように噛み砕いて解説するので、しっかりと確認しておきましょう。
1. Webサイトの仕組みを理解する
まずは「Webサイトやホームページの仕組み」や「インターネットがなぜ繋がるのか」などの基礎知識を理解しておくことが大切です。
ホームページとは、インターネットを経由して情報を発信するシステムを指します。かつては、Webサイトのトップページを「ホームページ」と呼んでいましたが、現在の日本では「ホームページ=Webサイト」の意味で使われるケースが多いです。
ホームページ内のコンテンツは、インターネット上の「Webサーバー」に保存され「Webブラウザ」というソフトウェアを使い、目的のページを端末の画面上に表示させる仕組みになっています。
Webサイトやインターネットの仕組みは、ブログや書籍などで学べます。総務省のホームページでも、Webサイトの仕組みについてわかりやすくまとめられているので、初心者の方は目を通しておくと良いでしょう。
参照元:総務省 ホームページの仕組み
2. HTMLとCSSを学ぶ
Web制作に欠かせないのがプログラミング言語「HTML」と「CSS」の知識です。プログラミング言語とは、コンピューターの処理を指示するために用いられる専用の言語を言います。
「HTML」と「CSS」それぞれの役割は、以下のとおりです。
- HTML:テキストや画像を記述するための言語
- CSS:デザインを整えるための言語
HTMLとCSSのスキルを身につけると、様々なWeb制作ができるようになります。HTMLとCSSの勉強方法は、以下のとおりです。
- 書籍
- YouTube
- オンライン教材
- ブログ など
近年は、無料で学べるブログやYouTubeが充実しています。また、オンライン教材「Progate」は、Web制作者から高い人気を誇っているので、一度チェックしてみると良いでしょう。
なお、HTMLについては関連記事の「【初心者必見】HTMLとはWebサイトの構造を表す言語!3つのできること・頻出タグ7選を紹介」にて詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
>> 【HTML勉強法】初心者におすすめの学習のやり方と上達のコツ|プログラマカレッジ
3. JavaScriptを学ぶ
JavaScriptは、Webサイトに動きをつけるプログラミング言語です。例えば、カーソルに合わせて文字の色が変えられたり、画像をスライドで表示させたりできます。
初心者でも十分に独学できるプログラミング言語ですが、HTMLやCSSと比較すると、やや難易度が高いと言われています。また、HTMLやCSSが学習不足であるとJavaScriptの理解は難しいです。
そのため、JavaScriptの学習をする前に、HTMLとCSSをしっかりと学んでおく必要があります。JavaScriptの勉強方法は、HTMLとCSSと同様で「書籍」や「オンライン教材」などがあります。
中でも「ドットインストール」は、JavaScriptを学ぶのに人気のオンライン動画サービスです。無料コンテンツが充実しているので、チェックしてみてください。
4. WordPressを学ぶ
WordPress(ワードプレス)とは、ホームページやブログを簡単に作れるシステムの1つです。WordPressを使用したWeb制作の案件は非常に多いので、学んでおくと仕事の幅がグッと広がります。
WordPressの勉強方法は、以下のとおりです。
- 書籍
- ブログ
- オンライン教材
- YouTube
- オンライン学習サイト など
近年、副業が注目されるようになり、WordPressに関する書籍やYouTubeは多数あります。また、オンライン学習サイト「Udemy」では様々なWordPress講座が視聴できます。入門から応用まで、あなたの目的に合った講座で学べるので活用してみるのも良いでしょう。
なお、WordPressについては「【初心者】WordPressとは?メリットや使い方をわかりやすく解説」にて詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
5. Webサイトを作成してみる
プログラミング言語やWordPressについて一通り学べたら、実際にWebサイトを作成してみましょう。Webサイトの作成には、以下3つの準備が必要となります。
- レンタルサーバー
- ドメイン
- WordPress
Web制作の案件には、ドメインやサーバーの取得を代行するケースがあります。そのため、実際にドメインやサーバーの取得を経験しておくと安心です。また、作成したWebサイトは、ポートフォリオにもなるので仕事の受注に役立ちます。
「レンタルサーバーやドメインの選び方がわからない」という方には、本ブログを運営するレンタルサーバー「カラフルボックス」がおすすめです。
カラフルボックスでは、個人利用に最適なBOX2プランだと月額1,000円前後で利用でき、プランの変更も簡単で初心者にも手頃で安心して利用できます。ご興味をお持ちの方は、ぜひ30日の無料お試し期間を利用してみてください。
なお、WordPressの始め方については関連記事の「【初心者向け】WordPressブログの始め方を超簡単にわかりやすく解説」にて詳しく解説しています。こちらも参考にしてみてください。
独学でWeb制作のスキルを身につけるまでにかかる期間【早ければ3ヶ月程】
Web制作を独学した場合、早ければ3ヶ月程でスキルが身につけられます。さらに、1年程で仕事が取れるケースが多いと言われています。
ただし、スキルの習得にかかる期間は、学習ペースや1日に勉強できる時間によって異なるので、個人差が大きいのが事実です。また、Web制作のスキルを身につけるまでにかかる期間は、目標設定を何にしているかによって大きく異なります。
例えば「趣味のブログを作りたい」というケースと「フリーランスで稼ぎたい」というケースでは必要となるスキルが異なります。フリーランスとして働くのが目標の方は、1年を目安に独学すると良いでしょう。
Web制作を独学するために準備するもの
他の事業と比較し、初期費用を抑えて始められるのが魅力のWeb制作。独学を始める前に必要な準備は、以下の3つです。
- パソコン
- インターネット環境
- テキストエディタ
テキストエディタとは、文字や記号などの テキストファイルを編集するソフトのことです。プログラムを書くためには、専用のテキストエディタが必要となるので準備しておきましょう。
例えば、Windowsでは「メモ帳」がテキストエディタにあたります。その他にも「Visual Studio Code」や「Atom」などのフリーテキストエディタがあるので、使いやすいものを探してみると良いでしょう。
Web制作で稼げるようになるための3つのポイント
「独学でも、本当に稼げるのだろうか?」「どの程度、勉強したら仕事を受注して良い?」など不安を抱えている方は少なくありません。ここでは、Web制作で稼げるようになるためのポイントを紹介します。
- 目標を明確にする
- ポートフォリオを作成する
- 最初はクラウドソーシングを利用する
初心者でも仕事を受注できやすくなるポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 目標を明確にする
Web制作を独学する前には、目標を明確にしておきましょう。なぜなら、プログラミング学習は、挫折してしまう方が非常に多いと言われているからです。
実際に、オンラインスクール「侍エンジニア塾」のアンケート調査によると、87.5%の方が「挫折・行き詰まり」を感じたと回答しています。
つまり、独学でWeb制作スキルを身につけるためには、目標を明確にしモチベーションを維持するのが重要であると言えます。
「Web制作を学んで何をしたいのか?」「副業を始めたいのか?フリーランスとして稼ぎたいのか?」などしっかりと目標を定めることが、モチベーション維持に繋がるでしょう。
また、Web制作の学習に終わりはないので、いつまでも勉強段階から抜けられないことも。実際に、十分に勉強した方でも「仕事を受注する自信がない」と認識しているケースはたくさんあります。
目標を立てる際は、いつからどれくらいの収益を目指すかも具体的に決めておくと良いでしょう。
2. ポートフォリオを作成する
仕事を受注するためには、自己PRができる「ポートフォリオ」が欠かせません。ポートフォリオとは、スキルや実績をアピールする履歴書や作品集のようなものです。
ポートフォリオには、以下の内容をまとめると良いでしょう。
- プロフィール
- 実績(少ない場合は自分で運営しているブログなど)
- 受注詳細・料金
- 問い合わせフォーム など
初心者には、ポートフォリオサービスを使ってまとめる方法もおすすめです。
例えば「RESUME」では、無料でデザイン性の高いポートフォリオが作成できます。スキルや経歴などを簡単にまとめられるので、初心者に大変おすすめのサービスです。
3. 最初はクラウドソーシングを利用する
実績がない初心者が、クラウドソーシング以外で仕事を受注するのは難しいものです。まずは、ランサーズやクラウドワークスなどクラウドソーシングから始め、実績を積み上げるのが良いでしょう。
ただし、クラウドソーシングは単価が安い点がデメリットになる部分です。実績やスキルに自信がついたら、企業と直接契約を結ぶ働き方への変更をおすすめします。
クラウドソーシング以外でWeb制作の仕事を取る方法には、以下のようなものがあります。
- ブログやSNS経由
- 求人サイト
- オンラインサロンや知人からの紹介
様々な受注方法があるので、自分のスキルに合ったものを選択しましょう。
▼WordPressの始め方はこちら▼ 【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説