「ブログやnoteで稼いでいる人がいるけど一体何が違うんだ?」
「ブログで稼ぎたいけどnoteとWordPressどっちがいいの?」
「noteやってみたいけどアフィリエイトはできるの?」
こんな疑問はありませんか?SNS上では「noteで稼いだ」という話もよく聞きますよね。
そこで本記事では、note(ノート)とブログについて、以下の点を紹介します。
- noteでできること
- noteのデメリット
- noteとWordPressの徹底比較
- WordPressがおすすめな人
この記事を読むと「自分は、noteとWordPressのどっちが良いのか」がわかりますよ。ブログで稼ぐためにも、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
note(ノート)の概要を30秒でサクッと解説
noteとは、ブログやSNSのように自分の文章・画像などを発信できるWebサービスです。発信の機能自体は、無料ブログのイメージに近いかもしれません。
noteは一部有料プランもありますが、基本的な機能だけなら無料で使うことが可能です。HTMLなどのコードを知らなくても、すぐに始められる手軽さがあります。
さらに、記事などのコンテンツを販売できる点が、ユーザーには人気です。noteでできることを具体的に、次の章から紹介していきますね。
noteについては「オンビジ」の「noteって何?副業での始め方は?賢い稼ぎ方を徹底解説!」でも詳しく解説されています。
note(ノート)でできる5個の機能
noteでできることは、5つあります。
- コンテンツの投稿ができる
- コンテンツを有料販売できる
- マガジンを発行できる
- クリエイターをサポートできる
- note内で交流できる
それぞれの機能について、順番に見ていきましょう。
【note(ノート)の機能1】
コンテンツの投稿ができる
noteにはコンテンツの投稿機能があります。投稿できるものは次の5つ。
- テキスト(文章)
- つぶやき
- 画像
- 動画(YouTube・Vimeo)
- 音声(MP3)
ブログのようなテキストコンテンツの他、Twitterに似た短いつぶやきも書けます。
また、動画はYouTubeのURL貼り付けで投稿可能。MP3ファイルをアップロードすると音声のみを公開でき、ラジオのような使い方もできます。
【note(ノート)の機能2】
コンテンツを有料販売できる
noteではコンテンツを有料販売できることが、大きな特徴ですね。無料で公開するのではなく、課金した人だけがコンテンツを閲覧・視聴できるという方式です。
テキストや画像・音声コンテンツを販売できます。販売価格は100円~10,000円の間で、自由に設定が可能。
また、月額500円の有料会員(プレミアム会員)になると、以下のような販売の仕方もできます。
- 販売価格が上限50,000円まで設定可能
- 数量限定で販売可能
note以外にも有料コンテンツ販売について知りたい人は「TANOWORKS」の「コンテンツ販売って何?副業でも稼ぐことはできる?徹底解説!」にて詳しく紹介されているのでチェックしましょう!
【note(ノート)の機能3】
マガジンを発行できる
マガジンを発行できるのも、noteならではの機能です。noteのマガジンには、次の2種類があります。
- 複数のコンテンツをセットにしたマガジン
- 月額課金制でコンテンツを定期配信するマガジン
複数コンテンツのセットは、無料公開も有料販売もどちらも可能。
有料販売のマガジンは、簡単に言うと「記事のセット売り」です。単品購入よりも安い価格を設定をすることで、まとめて売ることができます。
また、月額課金制のマガジンは、有料のメルマガのようなイメージです。購読者が増えると安定した収入を得ることが可能。
ただし、月額課金マガジンはプレミアム会員しか発行できません。
【note(ノート)の機能4】
クリエイターをサポートできる
noteにはクリエイターのサポート機能もあります。通称「投げ銭」と呼ばれるものです。
コンテンツの作者を資金面で応援したいときに、読者が課金できるシステムです。100円から自由に金額を設定でき、クレジットカード払いで決済できます。
コンテンツ自体を無料公開していても、投げ銭を受けることで収益を上げることも可能です。
【note(ノート)の機能5】
他のユーザーと交流できる
noteは一般的なブログと異なり、他のユーザーと交流することが可能です。具体的には、以下3つのアクションを起こせます。
- フォロー
- スキ(いいね)
- コメント
感覚的にはSNSと同じようなイメージですね。
ブログで稼ぐ上でnote(ノート)が抱えるデメリット4選
前の章では、noteでできることをお伝えしてきました。しかし、noteには4つのデメリットもあります。
- アフィリエイトがほぼ不可能
- Google Analytics・Search Consoleの利用が高額
- 運営側に記事を削除される恐れあり
- noteから他のブログへの移行が困難
それぞれのデメリットについて、詳しく説明していきますね。
【note(ノート)のデメリット1】
アフィリエイトがほぼ不可能
noteのデメリットは、アフィリエイトがほぼ不可能なことです。
アフィリエイトの中で、noteの運営側ができると明言しているのは、Amazonアソシエイトだけです。他のASPについては、利用規約には何も記載されていません。
Amazonアソシエイトについて
規約の中で、アフィリエイトについて以下の文章がありますが、これはAmazonアソシエイトのことを指しています。
6.5 当社は、当社が定めた表示方式によるアフィリエイトリンクを表示するために、外部サービスのアフィリエイトIDが必要な場合において、クリエイターがアフィリエイトIDを設定していないときは、アフィリエイトリンクを表示するデジタルコンテンツに当社が保有するアフィリエイトIDを設定することができます。
引用元:noteクリエイター規約
上記の意味は「Amazonの商品リンクは、自動的にnote側のアフィリエイトリンクに切り替わるため、その部分に関してはクリエイターのアフィリエイトリンクに貼りかえても問題ない」ということです。
他のASPのアフィリエイトについて
Amazonアソシエイト以外のASPについて、明確に禁止とは書かれていません。
ただ、実際にA8.netのアフィリエイトリンクを貼ろうとすると、エラーになり記事を公開できません。
同じ状況で、アフィリエイトリンクをnote公式サイトのURLに変えただけで、問題なく公開完了しました。
このため、上記の公開できなかった理由は、A8.netのリンクが原因だということがわかります。
※追記
アフィリエイトに関してnoteにお問い合わせしたところ、正式に以下のような回答が得られました。
・アフィリエイトは明確に許可も禁止もしていない
・あまりアフィリエイトをしすぎると通報されることがある
【note(ノート)のデメリット2】
Google Analytics・Search Consoleの利用が高額
noteでGoogle AnalyticsやSearch Consoleなどを利用するには、高額な費用がかかることもデメリットです。ブログで稼ぐ場合は、アクセス解析を行うためにAnalyticsなどを導入したいですよね。
しかし、無料プランではAnalyticsを設定できません。noteには、下の表のとおり月額500円のプレミアムプランの他に、月額50,000円のnote proプランがあります。
プラン名 | 月額料金 | Google Analytics |
---|---|---|
無料プラン | 無料 | × |
プレミアムプラン | 500円 | × |
note pro | 50,000円 | ◯ +10,000円 |
また、Google Analyticsの利用については、以下のように記載があります。
note proには契約形態が2つあり「月契約」と「年契約」です。月契約ですと(中略)各月5万(税抜)のお支払い12ヶ月合計で60万(税抜)。
(中略)その他、別途有料のオプションがございます。Googleアナリティクスは月額1万円(税別)です。
引用元:note proの基本料金は?
Google Analyticsを使うには、月額5万円のnote pro に加入し、さらにオプションで月額1万円を払わないとなりません。つまり、月額6万円(=年額72万円)の高額費用がかかるということです。
通常であれば、WordPressでブログを運営するのは月額1000円程度で可能です。その場合は、Google AnalyticsやSearch Consoleも無料で使えます。
アクセス解析したいほどの記事をnoteに投稿するのは、デメリットにしかなりません。
【note(ノート)のデメリット3】
運営側に記事を削除される恐れあり
noteでは運営側に記事を削除されることもあるのが、大きなデメリットです。これはnoteの規制が厳しくなったためで、利用規約には次のように書かれています。
10.ご利用の停止およびデジタルコンテンツの削除等
10.1クリエイターが以下に該当すると当社が判断した場合、クリエイターに事前に通知することなく当社はクリエイターのご利用を停止させて頂き、デジタルコンテンツを削除、または検索結果からの除外などの措置をすることがあります。引用元:noteクリエイター規約
上記を見ると「事前に通知せずに削除することがある」とハッキリ書かれていますね。そして、削除される可能性のある禁止事項は、以下のとおりです。
(3)確定・未確定を問わず売上、利益その他これに類するものを公開して、本サービス上で配信するデジタルコンテンツや各種サービスの購入を煽る場合
(7)マルチ商法等、当社がユーザーに不利益をもたらすと判断する情報商材。
(8)株式の銘柄推奨、その他金融商品取引法に抵触するもの。
(9)「必ずもうかる」等、ユーザーに著しい誤解を招く表現を用いたもの。
引用元:noteクリエイター規約
記事の中身は怪しいものでなくても、稼ぎ方について書いているだけで削除対象になる可能性もあります。
実際に、記事が公開停止や削除されたという口コミが複数見つかりました。
ワイもnoteのドメインパワーを利用した簡単な仕組み化で月10万くらい小銭稼いでたけど垢BANされた。
規約読み直したが何が悪いのかわからず。。。
露骨にSEO流入狙った記事は潰されるのかも。
note最近厳しくなったので、いつ消されるかわからん。あまり使わない方がいい。#note #アフィリエイト pic.twitter.com/CMBLTpN30b
? 自適猫 (@jitekineko) June 17, 2020
ついに、、、
noteが公開停止になりました!!該当箇所はわかりませんが、規約違反してたみたいなので、素直に受け入れます。
また違うところで再販したいと思うのでよろしくお願いします😭
検索トップ1位なのにつら、、、笑
月30万円ほどの不労所得生活楽しかったです🥺 pic.twitter.com/mMFwvrpTWi
? なつお@出会い系アフィリエイト (@natuo210) July 2, 2020
【note(ノート)のデメリット4】
他のブログへの移行が困難
noteは他のブログへ引っ越しがしづらいというデメリットもあります。
データのエクスポート機能がないため、移行する場合は1記事ずつ手作業でコピペするか、エンジニアなどに依頼するしかありません。
先ほども説明したように、noteは運営側に突然記事を消されたり、アカウントを停止されたりする可能性もあります。そのために急いで移行したいと思っても、記事数が多いと大変です。
取り返しがつかなくなる前に他のブログへ移すか、今から始めるならWordPressを検討してみるのもおすすめです。
【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説
note(ノート)とブログの違いとは?両者を徹底比較
noteとブログの比較 | ||
---|---|---|
note | ブログ | |
SEO |
△ ・同ドメインからは |
◎ ・SEOプラグインあり |
アフィリエイト |
△ ・Amazonのみ可能 |
◎ ・WordPressは |
デザイン |
× ・カスタマイズ不可 |
◎ ・CSSで |
独自 ドメイン |
△ ・月額5万円で |
◎ ・無料で設定可 |
個人のWebページを作るときに、比べられることの多いnoteとブログ。まずは両者を徹底比較してみます。
それぞれの項目について、以下で詳しく見ていきましょう。
【noteとブログの比較1】
SEO
note | ブログ | |
---|---|---|
SEO |
△ ・同ドメインからは |
◎ ・SEOプラグインあり |
SEOに関しては、noteも以前より強くなっていますが、まだWordPressの方が有利と言われています。SEOとは簡単に言うと、Googleの検索結果で上の方に表示させる対策のことです。
WordPressにはSEO用のプラグイン(機能の追加)があるため、簡単に対策を行えます。また、関連記事を表示できる機能も便利。ブログ内で回遊してもらえるので、アクセス数(PV)の増加につながり、結果的にSEOへ良い影響があります。
ブログのSEOについては「SEOの本質とブログで応用できる10の施策をプロが徹底解説」の記事で詳しく解説しています。
一方、noteも検索結果の上位に出ることが以前より多くなりました。原因は特定されていませんが、理由の1つとしてページの読み込みの速さが挙げられています。
noteはアフィリエイトができないので広告がなく、バナーやタグを読み込む必要がありません。そのため表示速度が速く、SEOの向上にもつながっている可能性も。
しかし、SEOには大事なことが1つあります。それは、同一ドメインのページは、検索結果には2つ程度しか表示されないこと。noteの無料ページは、ドメインがすべて「note.com/~~ユーザーID~~/」で、「note.com/」は同じです。
そのため、狙っているキーワードに対して、全noteの中で2位以内に入らないと、検索結果に表示されない可能性もあります。
【noteとブログの比較2】
アフィリエイト
note | ブログ | |
---|---|---|
アフィリエイト |
△ ・Amazonのみ可能 |
◎ ・WordPressは |
本記事内の「noteのデメリット」でもお伝えしたように、noteではアフィリエイトがほとんどできません。唯一できるのが、Amazonアソシエイトのみです。
WordPressのブログなら、広告の規制は一切なく、自由にアフィリエイトができます。そのため、広告収入で稼ぐなら、noteよりもブログがおすすめです。
ブログでアフィリエイトを始める方法は「【最新版】アフィリエイトの始め方とおすすめのブログ14選」の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
アフィリエイトでおすすめのブログ14選|無料のサービスや稼げるジャンルも解説
ASPの登録は全て無料で各サービスによって取り扱える案件の種類も異なります。まずは以下で紹介する大手5社に登録して、どんな案件があるかチェックしましょう!
【noteとブログの比較3】
デザイン・カスタマイズ
note | ブログ | |
---|---|---|
デザイン |
× ・カスタマイズ不可 |
◎ ・CSSで |
オリジナリティやカスタマイズ性を比べると、WordPressの方が圧倒的に上です。たとえば、CSSなどのコードでデザインを調整することも、WordPressなら自在にできます。
WordPressのデザインについては「【保存版】誰でもおしゃれなブログデザインを実現する17の法則【事例あり】」の記事で詳しく解説しています。
一方のnoteはコードを知らなくても始められる反面、カスタマイズはできません。
他の無料ブログのようなテンプレートの着せ替えもできないので、みんな同じデザインとなります。そのため、noteでは文章や記事内の画像で差別化するしかありません。
【noteとブログの比較4】
独自ドメイン
note | ブログ | |
---|---|---|
独自 ドメイン |
△ ・月額5万円で |
◎ ・無料で設定可 |
noteは無料プランの場合、独自ドメインが利用できません。以下のとおり、2つある有料プランのうち、月額50,000円のnote proでのみ、独自ドメインを使うことができます。
プラン名 | 月額料金 | 独自ドメイン |
---|---|---|
無料プラン | 無料 | × |
プレミアムプラン | 500円 | × |
note pro | 50,000円 | ◯ |
WordPressのブログなら、サーバー代を払っても月額1,000円程度で運営可能。独自ドメインの設定自体は無料でできます。なので、独自ドメインで運営するなら、ブログの方が圧倒的にお得です。
【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説
ブログがオススメな人
- アフィリエイトで稼ぎたい人
- 独自ドメインを使いたい人
- 自由にカスタマイズしたい人
- Google Analytics・Search Consoleを使いたい人
- 資産として記事を増やしていきたい人
広告収入で稼ぎたい人には、自由にアフィリエイトをできるブログがおすすめ。稼ぐためには、アクセス解析や独自ドメインを使うことも大事です。
また、カスタマイズで読者の見やすさ・使いやすさを良くできると、結果的に売上も上がりやすくなるでしょう。
【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説
note(ノート)がオススメな人
- コンテンツを有料販売したい人
- アフィリエイトをしない人
- 独自ドメインを使わない人
- アクセス解析は行わない人
- 他のブログへ移行しない人
- 記事に資産性を求めていない人
アフィリエイトではなく、記事そのものを売りたい人にはnoteがオススメです。また、記事を資産として積み上げるよりも、SNSのようにフロー型の使い方をする人に向いています。
おすすめはWordPressとnote(ノート)の二刀流
それぞれのメリット・デメリットをふまえると、オススメはブログとnoteの二刀流です。
でも、まずは独自ドメインでブログを運営しながら、アフィリエイトで稼ぐのが基本。その過程で、有料コンテンツとして売りたい記事を作れたら、noteで販売するのが良い方法です。
そのときにブログからnoteへ読者を流せるように、まずはWordPressでがんばりましょう!
▼WordPressの始め方はこちら▼ 【超初心者向け】WordPressブログの始め方を簡単にわかりやすく解説